サピママです。
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土特のない土曜日
冬期講習以降、家庭学習に身が入っていない様子だったサピ長女。
土特のなかった昨日、サピママは、ずっと見ないようにしていたサピのテキストの中をとうとう見てしまいました。
やはり…
ほとんど手付かずの状態でした。
本番前最後の週末だというのに、相変わらず集中できない様子のサピ長女。
サピパパには、下の子たちを外へ連れ出してもらい、今のサピ長女の気持ちをじっくり聞くことにしました。
変化への戸惑いと寂しさ
サピママ:「やっぱり、勉強する気持ちになれない?あと数日で本番なのに、どうしたの?」
サピ長女:「…わたし、どうして○○中学校に行きたいって思ったんだろう…。やっぱり、共学がよかったな…」
えええ?!ここへ来て?!😨
内心かなり焦りましたが、平静を装い、本意を聞いてみると、
今の環境が変わることへの寂しさや戸惑い・不安
が大きいのだと感じました。
サピ長女は、今の学校・クラス・友達・先生が、本当に大好きで、今の環境はとても居心地がいいのでしょう。
それならば、地元中学へ進学するのも一つの選択肢だと伝えると、
サピ長女:「地元中学へ行きたい訳じゃない」
自分でも自分の気持ちの整理が付かないようで、「小学校1年生に戻りたい」と現実逃避。
初めての進路選択
サピ長女と話をしていて、
そうだ、この子にとっては、人生で初めて自分で進路を選択することになるんだ
と、改めて思いました。
中学受験することを決めた小3の秋には、そこまで深くは考えてなかったでしょう。
けれど、いざ受験本番を目前にして、その事の重大さと、それによって自分の環境は大きく変わってしまうことに不安や戸惑い、寂しさを感じていることが、サピ長女の静かな涙と言葉から伝わってきました。
親の願い
サピ次女と違い、サピ長女には、確固たる将来の夢があるわけではありません。
親である私達は、サピ長女がどんな道を選んでも大丈夫なようにと思い、中学受験の選択肢を提示し、小3だったサピ長女は素直にそれを選びました。
また、わが家の第一子として、子育ての指針になってほしい、という親の気持ちもありました。
サピ長女は、反抗的な態度や発言は多いものの、根は親の気持ちや思いをよく汲んで、それに従順に応えようとする優しい子です。
わたしたちは、中学受験することが最善だと思わせるように、サピ長女を誘導してきたのかもしれません。
中学受験本番を前にした今、サピ長女がふと立ち止まり、自分の進路について思いを巡らせていることは、サピ長女が成長した証だと思います。
わたしたち親の願いは2つ。
- サピ長女が悩みながらも自分の選んだ道を進んでほしい
- その中でたくさんの出会いを大切にしてほしい
そう思っていることをサピ長女に伝え、
「サピ長女が行きたいと思う学校へ行けばいいよ」
「どの学校へ行っても、きっと素敵な出会いがあるよ」
「今の友人たちは、これからもずっと変わらず大切な友人であり続けるよ」
と、背中を押しました。
最後のサピ授業へ
話をした後、少しすっきりしたように、勉強に集中していたサピ長女。
今朝は、
サピ長女:「あー、サピの授業も今日が最後かぁ…」
と、名残惜しそうに言いながら出掛けていきました。
12歳、小学6年生。
今しかない今の気持ちを胸に刻みながら、一日一日を大切に過ごしてほしいです。
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