新4年生、入室テストでアルファクラスに入るには

この記事は約3分で読めます。

小学3年生がSAPIXの入室テストでアルファクラスから始めるには?ということで、2019年度の実際のところをお伝えします。

SAPIXの入室テストのカラクリ

SAPIXの小学3年生の入室テストは国語と算数の2教科で、各40分間、150点満点の合計300点で競います。

どこの校舎でも合計点の上位からアルファクラスに生徒を割り振っていくわけで、校舎によってアルファクラスに入れる最低点が異なっています。できの良い東京校舎では、他の校舎ではアルファクラスの成績でもアルファに入れなかったりします。

また、比較的点数の取りやすい入室テストがあったりしまして、その場合は、自分のお子さんだけでなく、他の子もいい点をとるので、アルファクラスに入れる最低点が上がってしまいます。

70%の210点とればアルファか?
75%の225点とればアルファか?

そういう疑問が浮かぶわけですが、上記の理由から、点数だけでアルファか!?というのは判断できません。

アルファ入りおおよその目安

とはいえ、おおよその目安はあります。アルファクラスに入れるかどうか、それは偏差値で大体分かります。

偏差値が60以上であれば、アルファクラスの下の方に入れます。

偏差値59も結構な校舎でなんとかアルファクラスに入れるのではないでしょうか。

偏差値58がボーダーです。入れるか入れないか。

偏差値57はアルファクラスには入れないと思ってください。

偏差値60~57の意味

入室テストの成績が一般的な分布(正規分布)をしている場合、偏差値の60~57というのはかなりの差があるということをお見せします。

偏差値60は上位の15.87%に入ります
偏差値59は上位の18.41%に入ります
偏差値58は上位の21.19%に入ります
偏差値57は上位の24.20%に入ります

偏差値60では6人に1人の希少性であったのが、偏差値58で5人に1人になり、偏差値57では4人に1人となります。

偏差値60から57、たった3ポイントしか違いがありませんが、割合ではとても大きな違いとなってくるのです。

もっと詳しく知りたい場合

その校舎で新4年生のクラスがいくつあって、そのうちアルファクラスがいくつあるかが分かれば、さらに詳しく計算ができます。

例えば、新4年生のクラスが15クラスあるとして、アルファクラスは1~3までの3クラスの校舎だとします。そうすると全15クラスのうちのアルファクラスの割合は、ちょうど20%となります。

そうすると先程の偏差値と上位何%かの話から、偏差値59(上位18.41%)ならアルファクラス入りできて、偏差値58(上位21.19%)ならアルファクラスに入れないということになります。

ただ、校舎ごとで点数の分布に全体との差が出たり、新4年生は入室テストのたびにクラス数が増えたりするので、誤差は出てくると思います。そもそも正規分布でないこともあるかもしれません。

が、経験則ではそこそこ正確です。アルファボーダーの場合はかなり有効な指標になると思います。

2019年度のこと

9月の入室テストは平均点が低かったようです。
11月の入室テストは平均点が高かったようです。
2月の入室テストは平均点が195.3点でした。226点あたりが偏差値58だったようです。

毎年、問題も似通っていて(全く同じという情報もあります)、同じような傾向のようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました