【サピックス】2022年度首都圏中学入試分析会

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どもサピパパです。2022年度首都圏中学入試分析会が公開されました。動画配信は、4月25日までです。みなさん、お見逃しなく。

↓ちなみに「さぴあ」の2022年度中学受験特集も面白いです!

動画を全部観るとなると大変なので、観て分かったことをサピパパ的にまとめてみました。

コロナ禍入試

中学受験者数

2月1日午前に試験を受けた人数は、42,350人、小学6年生の14.7%が受験した計算になる。どちらも前年より増加した。

2008年や2007年の直近の中学受験ピーク時に迫る勢いがあった。

背景として、

  1. 経済状況の回復
  2. コロナ禍での私学の対応を好感
  3. そもそも中学受験過熱地域である千代田区、文京区、中央区、港区などがさらに過熱
  4. 埼玉県、千葉県の志願者数増または難易度上昇
  5. 女子校の伝統校も人気回復

今後数年間、中学受験の競争は、厳しい状況が続く見込み。

一方で、サピックスの募集停止校舎が昨年と比較し少なくなっているのは気になりますね!

一人当たりの受験校数

一人当たりの受験校数も昨年より増えて、今年は一人平均、

  • 男子5.60校
  • 女子5.66校

とのこと。サピパパ的にはそんなに受けるの?という印象。

通学時間をかけない地元志向の高まり→中堅校が志願者を増やした

英語入試

まだ、英語の学習が必須の状況となるには時間がかかるというのがサピックスの分析結果。

サピックス合格実績

サピックス生の5人に1人が2月1日の御三家レベル校に合格している計算となる!

算数の傾向

  1. 典型題をしっかり解答することで合格圏内に行ける
  2. 他方、典型題からのひとひねり計算負荷の増加という傾向がある
  3. また、あっさりと解ける、または、ぱっと見で諦められる問題は減少

学習量、学習姿勢の違いが得点差になってしまう

周回

おかしな設定の時計。問題文の条件を整理して、解法を作り、正解を導く。

グラフ

動きや変化を追いかける問題。

気合い系の場合の数

ショートカットのできない気合い系の場合の数は、時間がかかる。にもかかわらず、導いた解答が正解かどうかわからないままモヤモヤする。あえてスキップすることで、全体として高得点になることもありえる。

素因数分解

2のべき乗、5のべき乗など、それぞれ1024、625くらいまでは覚えてしまう小学生。数字への慣れ親しみで解けることもあり!

国語の傾向

国語は、昨年が難易度が低かったので、揺り戻しで今年は難易度が上がった。

手垢のついていない文章=出版、発表されたばかりの文章が使われる傾向。

時事問題、社会問題(コロナ、SDGs、ジェンダー、コミュニケーション)についてよく子どもと話し合う。議論する。

物語文では、同年代の主人公ではなく、大人が主人公の問題が出る。場面が想像しにくいことも多い。また、難しい言葉を使って受験生を困惑させる。状況を整理する力、推理力、ベースとなる常識力が問われる。

大学共通入学テストを意識した問題。2つの文章を比較、共通点を見つける。グラフや図を用いた問題。

  1. 身の回りの言葉や事柄に対する関心を高める
  2. サピックスでは国語の課題に丁寧に取り組む

理科の傾向

物理、化学、生物、地学の4分野で均等に出される。

全体が大問4つで、各分野が出されるというパターンが多い。

つまり、ニガテなく、まんべんなく学習することが大事

地学のうち、天体は苦手な子が多く、点数差がつく。

理科まとめ

  1. グラフや問題文の読み取り問題が増加している学習内容の応用を意識して演習問題に取り組む
  2. 難易度の高い定型題の出題があった難度の高い題材に取り組む
  3. 時事・身のまわりを題材とした分野横断的な出題が一般的になってきた時事・身の回りの題材を学習した内容とリンクさせる
  4. 当たり前のことが、当たり前に問われるなぜそうなるか?を確認するようにしよう

社会の傾向

歴史40%、地理35%、公民25%の割合。

社会の試験問題の出題の仕方は変わっていない→受験生の学習姿勢が問われる

  1. 知識の活用力
  2. 資料の読解力
  3. 物事の多面的な視点での理解
  4. 社会問題を当事者意識を持ち自分事にして考える

攻略法を聞いたり解答をすぐに知りたがる、そういうのは止めましょう。

頻出トピック↓

  1. (コロナ禍での)貧困・弱者・格差社会
  2. 災害
  3. ジェンダーと多様性
  4. その他の身近な話題

社会問題・時事問題を親と良く話し合ったりしましょう

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