サピママです。
今週読んだ本の紹介です。
ハリネズミは月を見上げる あさのあつこ
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2022年度、豊島岡女子学園中学校で出題されました。
作者は、あさのあつこさん。『バッテリー』シリーズで有名ですね。
中学受験でも、よく出題される作家さんです。
サピママは、こちらの作家さんについて、スポーツ(『バッテリー』では野球)を絡めながら、中高生の葛藤や成長をえがいた作品を書く人、と偏見を持っていました。
けれど、当然ながら、そればかりではないのですね~。
今回の『ハリネズミは月を見上げる』は、女子高校生が主人公で、友人との出会いや、複雑な家族関係を通して、自分の生き方を考えさせられるような作品でした。
内容は重めだったんですが、面白く、先が気になって、どんどん読み進んでしまいました。
しかし、小学生にこんな話を出題するとは…。さすが豊島岡。
語彙も漢字も結構難しく、何より、話の内容が重い。
小学生にこの話のどこまでが分かってるの?とも思いましたが、
サピ長女:「菊池さんが、かっこいいよね」
なるほど、登場人物の個性(生き様)に魅かれるのか。
サピママは、大人の狡さや社会の歪みが垣間見えて、未来に希望を見出せなくなっちゃうんじゃないか、と、余計な心配をしてしまいましたが。
中学生、高校生になってまたこの本を読んだとき、サピ長女がどんなふうに感じるのか聞いてみたいです。
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