どもサピパパです。
サピックスは親が大変というのはよく聞きますね。
中学受験塾のなかでも、その高い難関校合格実績から、圧倒的な存在感を放つサピックス。いっぽう、サピックス生保護者からは、「親が大変!」「宿題多すぎ!」という悲鳴も聞こえてきます。
【中学受験】「サピックスは親が大変!」という悲鳴はなぜ起こる? 人気塾の正しい使い方
実際どうなのか?
サピ長女を通わせてみて、経験したこと、本当のところをまとめてみました。
誤解その1「宿題多い」
サピックスは、確かに宿題が多いように、親には見えてしまいます。
というのも、授業後、膨大なテキストを持って帰ってくるからです。
しかし、このテキスト、課題をすべてやり切るように!とはサピックスから言われません。
課題は取捨選択
取捨選択してこなすのが基本です。
やるべき問題、やらなくていい問題は、担当の先生が子どもに指示します。
その子の所属するクラスのレベルに応じてやるべき部分は異なります。
テキストはすべてのレベルのサピックス生を網羅するように作られています。
当然、その子には難しすぎる、優しすぎるという問題も出てきます。
ですので、家庭学習で、テキストを全部やり切る必要はありません。
とはいえ、それでも、ある程度の量の宿題はこなす必要があります。
これは、一長一短で、他塾で授業の前や後に教室で勉強させるところもありますよね。
あれは、塾での滞在時間が長くなって、子どもに負担になると思う訳です。
それが、サピックスでは家庭学習になっているだけ、という見方もできるのです。
※同じ3時間の拘束時間でも、サピックスではすべてが授業時間ですが、他塾ではそうではないかもしれません。
塾の滞在時間は短め
サピックスは、塾での滞在時間をギリギリまでそぎ落としています。
授業の合間のトイレ休憩もなければ、予習復習の時間もなし、夜食とかもなしです。
それで宿題が多いということであれば、親としても、そこはサピックスのやり方を納得して子どもを預ける、ということではないでしょうか。
そして、極論言いますが、
宿題が多く出ても、子どもはどうせ大してやりません。
うまいことサボりますよ。
なので、あまり肩ひじ張らずに、やれる範囲で、優先順位を決めて宿題をこなしていくスタンスでよいと思います。
誤解その2「塾代が高い」
高くないです。
ほかの塾は、テキスト代とかもろもろとって最終的にはサピックスより高くなります。
サピックスは明朗会計です。
オプションだとか、余分なお金がかかりません。
買った方がいい書籍とかは「ある」といえば「あります」が。
季節講習も当然ありますが。
いちいち電卓持ってきて計算する必要はない、くらいには明朗です。
そして、他塾の諸々含めて電卓で計算した塾代と比較しても高くないです。
誤解その3「テキストが多い」
これ誤解でも何でもありません。
サピックスはテキストが多いです。
毎回の授業でその日のテキストが配られます。
これ、たまっていくとかなりの量になります。
テキストの整理だけは大人がやってあげた方がいいと思います。
逆にテキストの整理もできちゃう子どもは、どこでも受かりそう。
とにかく、すごい量のテキストなのでそこは覚悟してください。
家の床抜けます。
誤解その4「親も問題が解けないといけない」
親が解けた方がいいですが、マストではありません。
サピックスは、授業の合間の休み時間もないし、予習、復習教室もありません。
ですので、家での勉強が大事になってくるわけです。
このとき、親が先生の代わりに解説してあげられると良い!
これはそうかもしれません。
ただ、サピックスには質問教室があります。
授業後の時間に先生に質問ができるわけです。
サピ長女は、4年、5年のときは、まあ親が教えられるレベルだったので質問教室にはほとんど行きませんでした。
6年生になってからは質問教室をよく利用しています。
※親は、子どもの帰宅時間が遅くなるのが心配になりますね。
6年生になってからは、家で授業の復習をやってみて、疑問に思ったことは(親が教えず)質問教室に行くのが良いでしょう。
算数などは、解き方がサピックスの先生と違うと子どもが混乱する、なんてこともありますからね。
誤解その5「空きがなくて入塾できない」
サピックスでは、募集停止校舎というページで、校舎ごと、学年ごとに空きのあるなしを公開しています。
空きが無いと、入室テストすら開催されず、入塾すらできません。
以前は、通塾を望む校舎の空きが無いため、最寄りの校舎に通いつつ、空きの出るのを待つといったことも起きていました。
ですので、サピックスが募集停止していたら入れないというのは、本当です。
しかし、それも変わってきています。前年度との比較はこちら。
今現在、来年度には、かなり空きがあります。
2023年2月に新学年で塾生活をスタートさせたい方、サピックスに入れます。
少子化だから?サピックスが落ち目?他の塾が頑張ってる?中学受験熱が冷めた?
サピックスが教室面積を増床し、定員を増やしたというのもありますね。
はい。いろいろな理由が考えられますが、前年と比較し、募集停止校が減っている(空きがある)のは間違いありません。
先月の入室テストの入室基準点(入塾できる点)もかなり低く感じました。
今年度の6年生は7千人近くいますが、来年度は何人くらいになるのでしょうか。
今後のサピックスをとりまく中学受験塾業界の勢力図にも要注目です。
誤解その6「家族旅行に行けなくなる」
これは、私が加えました。
そして、「家族旅行に行けなくなる」はホントです。
ただしくは、行きにくくなるですかね。
サピックスが季節講習をあててくるので、家族旅行に行ける機会が激減します。
それでも4年生、5年生までは家族旅行に行けます。
※ローシーズンでの家族旅行は無理で、ハイシーズンのさらにその中心あたりは、季節講習がなく、家族旅行できます。
ハイシーズンでしか家族旅行できなくなるので、1回にかかる金額は結構なものになります。
ただ小学生が、旅行で様々な経験値を得るというのは大事ですので、積極的に旅行は組むんですが。
まとめ
サピックスは親が大変というほど大変ではないと思います。
子どもに伴奏してあげようと思えば、どこまででも手をかけてあげられますが、そこは家庭ごとのやり方次第ですね。
通塾開始から早めに塾生活に慣れ、リズムをつかめばいいとは思います。
ただ、このリズム掴みは、学年が上がるごとにも発生しますので、4年生に慣れたからといって、5年生もすんなり行くとは限りません。
そういうところが小学生の塾通いの難しいところですね。
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