どもサピパパです。今回は大学医学部受験の話を少し。
医学部の男女性差問題とは?
中学受験から医学部へのエリートルートを考えてらっしゃる親御さんにも関係があります。
2018年に、東京医科大学(私立)が一般入試で女性受験生(及び多浪人生)の得点を一律に減点し、合格者を抑制していた問題が起きました。
医学部の男女別合格率が逆転
あれから3年。もう男女の合格率がひっくり返りました。
2021年度の入学者を選抜する医学部医学科の入試で、女性の合格率が13・60%となり、男性を0・09ポイント上回ったことが文部科学省の調査でわかった。データのある13年度以降で、初めて女性と男性の合格率が逆転した。
読売新聞オンライン
2020年度の時点で合格率の男女差がほとんどなくなっていました。そして今回、男性と女性の合格率が逆転したということで、改めて、今までのひどい「やりよう」がクローズアップされるわけです。
女の子の親としては、性差なく公平に能力で選抜してほしいです。
ただし、受験者数と合格者数はまだまだ差が大きい(2,541人)です。
ちなみに、医学部には毎年14,000人(延べ人数)ほどが合格しています。実際に入学するのは10,000人くらいになります。医師国家試験の合格者は毎年9,000人ほどです。
男性 受験者 | 女性 受験者 | 男性 合格者 | 女性 合格者 | 男性 合格率 | 女性 合格率 | |
2019 | 72,038 | 47,124 | 8,726 | 5,356 | 12.11% | 11.37% |
2020 | 69,213 | 46,222 | 8,692 | 5,279 | 12.56% | 11.42% |
2021 | 62,325 | 43,243 | 8,421 | 5,880 | 13.51% | 13.60% |
医者の人数を増やそうとしないのは、なぜ?
医者が長時間労働、体力勝負であることも、女性が医学部受験を敬遠する原因になっているのだとしたら、今後の是正に期待したいと思います。
逆に、長時間労働、体力勝負だから優先的に若い男性を医学部に入学させるべきという論調が、草の根では支持を受けていますが、単に医師という職業の問題を棚上げしているだけにしか思えません。
今般のコロナ禍では、他国と比較して、単位人口当たりの医者の人数が少ないことが提起されたこともありました。
しかし、マスコミもその点については続報なし。黙ったままです。
医学部の定員を増やそうという動きが活発にならないのはなぜなのでしょうか。
司法制度は改革が行われました。医学部も大学の新規参入を認め、定員を増やしましょう。改革しましょう。
話は変わりますが、早稲田大学が医学部を持てないのは、ライバル関係にある慶応大学が邪魔をしているといううわさもあります。
いろいろ医学部の闇は深そうです。
でわでわ。
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