コロナ禍での対応差で公立より私立と考える人が増えたという論調←はぁ?

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どもサピパパです。2022年度の中学入試では受験者総数が5万人を超えたといわれます。これは14年ぶりのことらしいです。それで出てきた論調が、公立の中学校がコロナ禍で休校になったりする中で、私立中学では、比較的すぐにオンライン授業に切り替わったというやつです。

2021年の中学入試では受験者数が14年ぶりに5万人の大台を超えました。背景にはコロナのような有事の際に、公立では柔軟な対応ができないという保護者の不安があるとみています。

マネーポストWeb

これ、本当にそんな理由で子どもに中学受験をさせることになりますでしょうか?しかも、いまでは公立中学校もオンライン授業が行える環境を整えていますよね。

公立学校だってオンライン授業と、対面授業でのタブレット端末利用がすさまじいですね。

サピパパ的には、公立小学校でそんなにタブレット端末を使わせないでほしい、とさえ思うほどです。特に小学校低学年でも、問答無用でIT端末を使いまくってます。子どもが目を酷使するし、字を書かないから漢字を覚えられない、字が下手になる。IT端末の使い方なんて中学以降で覚えれば何も問題ないと思っています。何なら高校からでも十分です。

小学生にIT端末を使うことで、目が悪くなるなどの健康被害が出ましたという論文はあっても、学力が上がりました、っていう論文はありません。

中学受験者数の傾向

話を戻しましょう。14年前から減少傾向だった中学受験者数で、一部の中学に受験者が集中する一方、定員割れの学校も少なくありませんでした。

しかし、2019年度には、全私立の定員数に受験者数が追いついています。そして2020年度入試後のコロナ禍突入。2021年、2022年と前年を上回る中学受験者の数。

というわけで、中学受験の過熱傾向は5年以上前から始まっていたというのがサピパパの見解です。

中学受験者増とコロナはほとんど関係ないという理由

コロナにより、塾のオンライン授業とかZ会に加入するきっかけになったということはあると思います。

他方、中学受験者が増えたこととコロナの影響ですが、まったく無いとは言いませんが、本筋ではないと思います。私がそう思う理由は以下の3点です。

  1. 前から中学受験者数の増加傾向はあった。コロナ禍で指数関数的に増えているわけではない。
  2. 中学受験の準備は(ほとんどの方が)4年生から始まっている。コロナがあって、1年、2年で始まるものではない。
  3. いまでは公立中学校もオンライン授業に対応している。そこに私立、公立の差はなくなった。

そして、中学受験組は情報強者ですから、コロナで小学校が休校になってから慌てるようなことはありません。よかった、塾に入っていたから(通信教育に入っていたから)コロナ禍でも安心ね、と再確認したくらいでしょう。

ですので、中学受験の過熱トレンドは5年ほど前から続いてきてるという考えでいきましょう。そうすると何が見えてくるかというと、大学センター試験が共通テストに変わることが周知されていったころということ。+芦田愛菜さんの慶應中等部進学。+二月の勝者とかそのあたりでしょうね。

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