【女子の部】サピックス　校舎別　合格実績　2020年度　順位あり

2020年度入試のサピックス各校舎別合格実績が出そろってきました。

生データはSAPIXERをご覧ください。

校舎別合格実績の比較【女子の部】

• 男子の部はこちら
• 共学の部はこちら

女子は御三家で比較します。各校舎の女子で御三家に合格した者の割合を計算して、それで全体のサピックス生との値の比較で優劣（ランキング）を決めていきたいと思います。式は以下の通り。

各校舎の女子で御三家に合格した者の割合＝校舎別合格者÷（校舎の在校生÷２）

ちなみに全体は、5,880人（6,013人が全体ですが、SAPIXERに登録されているのは5,880人のため）のサピックス生ですから、（男女比分からないので）半分の2,940人で計算します。

女子御三家の合計

全校舎と比較すると16位の東京校舎までが平均を上回っています。全校舎の女子御三家合格者合計： 2,940人中の378人で12.86%

• 女子学院の場合はこちら
• 雙葉の場合はこちら
• 豊島岡の場合はこちら（すいません、まだ出来てません）

結果の考察

この結果でまず思うことですが、桜蔭、JG、雙葉は3校とも東京都にある中学校なわけです。となると、東京の校舎は比較的数字が上がってこないとおかしいわけですよね。

東京にある校舎でありながら、31位の大井町、32位の町田、37位の永福町、あたりはちょっとどうなんでしょうか、と思うわけです。

しかし、男子の部の御三家＋α合格率を見てみると永福町は4位となっています。おそらく、永福町校舎は生徒の男女比で男子の割合が高いのではないでしょうか。女子が少ないという意味です。ですので、永福町校舎はレベルの高い校舎ということでいいと思います。

一方、男子の部でも振るわないのは大井町、町田校舎です。こうなると、大井町と町田は（少なくとも2020年度入試においては）比較的レベルの低い校舎だったといえるかもしれません。この2校舎でアルファクラスにいたからといってイケイケだったかというと怪しいということです。すいません、気を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。。。

こういうのは、どうしても上位があれば下位もあるものですからね。1年だけの順位では偏りもあるでしょうから、今度、毎年の傾向を調べてみます。

子どもによってもレベルの高い校舎に行ってアルファクラスに入れないのがいいのか、レベルの低い校舎に行ってアルファクラスに入るのがいいのか。

諸先輩方のブログを拝見すると、家から最も近い校舎に通わせるのが一番だと、誰しもがおっしゃっております。5年、6年ともなると学校の拘束時間（笑）が増え、時間的にギリギリ教室にすべりこむようなことになってしまうようですので。

（参考資料）桜蔭の場合

桜蔭について計算してみると、以下のようになりました。16位の渋谷校までが全体平均を上回っています。自由が丘校は大規模校ですが、比率で出しているので、順位的には振るわず23位ですね。まあ、自由が丘はJGの方に人気が偏っているようです。

全体：5.75%（2,940人中169人）